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Vision

「人」×「麻」×「地球」=麻アースデイ

平和的で創造的な未来をつくるうごきのひとつとなるように、麻地球日を開催いたします。伝統的な京都の歴史の土壌の上に、新たな社会の価値を見出し、息吹を吹き込む。地球の健やかな循環のために、人と麻と地球をつなぐ日。私たちにできることを考え、共有する日を、『麻地球日』とします。

  誕生から死後の世界まで「麻」とともにあった日本

日本では、世界的に見ても類を見ないほど太古の昔から、麻が精神文化、暮らしに深い関わりがありました。神社では御幣や鈴縄として使われ、麻のれん、弓や鼓、能面の一部に。かつては赤ちゃんが生まれる時のへその緒は麻糸で切り、子供は麻のように丈夫に育つようにと麻の葉模様の着物を着せる風習がありました。結婚式では末永く幸せであることを意味した共白髪という結納品があり、日常生活では麻の鼻緒の下駄を履き、麻布の着物や褌を身に付け、麻の茎の入った土壁や天井に囲まれた家に住み、麻糸で縫った畳の上で過ごし、夏は麻糸で作った蚊帳で眠っていました。死者の棺もお盆の送迎火にも麻は使われていましたし、裃や漁網、縄、酒も醤油も麻布で絞っていました。日本人の普段の生活の中に、そしてこの世に生を受け、産まれたその瞬間からあの世に旅立つその瞬間までハレの日もケの日も麻は必要不可欠なものとして普通に存在するものでした。

  あらかじめ失われた「麻」あらたなるマテリアルとしての「麻」

しかし戦後、「麻」は、栽培を取り締まられ、伝統や、生活のための麻で作られたものたちは、その姿を変えてしまいました。特に繊維、衣料は、海外から安価で大量生産可能な石油由来製品が麻の代替品となり、そして、いつのまにか、戦後70年たった現在、麻が大事な生活資源であり、精神文化であったことを多くの日本人は知らずに育ちました。開催地、京都の町を歩けば、至るところに受け継がれてきた伝統や文化、それらを支える技術がその循環の中で守られ、伝統産業として成立してきたことが見受けられます。また、京都の魅力に惹かれた学生や外国人、旅行者など、多様な人や文化を包括して、なお伝統文化を継承していく、先進的で柔軟な側面をもつ京都では、人や地球にやさしい、麻をあらたなマテリアルとして、衣•食•住に取り入れる試みが、その先進的な性質を持つ人たちの間で広がりつつあります。

  五万種類にも及ぶ可能性 世界が認める「麻」のチカラ

世界に目を向けると、「麻」は、医•衣•食•住•エネルギー分野など、目的や用途に合わせて、さまざまに利用がはじめられています。ヨーロッパや中国では、産業用として、食用・オイル・繊維•プラスティック•建材などに、アメリカでは23州が合法化、 多くの患者の痛みを和らげ、病気を治す選択肢のひとつとして認められました。気候に左右されることなくさまざまな土地で栽培可能、3ヶ月で3mにも育ち、実•茎•繊維•根っこ•葉•花穂すべての部位を余すこと無く使用でき、麻からできる製品は、衣料 食料、化粧品、プラスティック製品、建材、等五万種類にもおよびます。

  京都から世界に発信「麻地球日」の想い

麻地球日(麻アースデイ)は、バイオマスの象徴的作物である「麻」をもう一度見直すことによって、現在わたしたちが抱えるあらゆる問題を解決するのにとても有用であると考えています。麻地球日(麻アースデイ)は、私たち今を生きる日本人が、伝統文化・精神文化としての「麻」をもう一度思い出し、今世界中で広がるこの自然の恵みである麻をどうとらえ、未来を繋ぐためにどう生かすのかを、この京都から世界中に発信したいと考えています。

Organization

共催
 
NPO法人日本麻協会×麻地球日実行委員会
NPO法人日本麻協会 |概要/沿革|

 

1997年 4月

日本麻協会 創設(任意団体)

1997年 5月~

全国各地の麻織物、麻づくりにゆかりのあるところを訪問。

1999年 4月

「おおあさ祭り」実施 滋賀県

1999年 9月ー2002年2月

奈良県月ヶ瀬村(当時)「奈良晒保存会」の講習会に参加

2000年 4月

「大麻栽培者免許」取得(岡沼隆志)(2002年12月まで)

2000年 8月

「いのちの祭り」にて「ヘンプで作ろう循環型社会」に参加

2000年 8月

群馬県吾妻町の「岩島麻保存会」にて繊維作り研修に参加

2000年 10月

「岩島麻保存会」との交流会実施 東京都

2000年 11月

「ヘンプがわかる55の質問」(赤星栄志著)を出版

2000年 11月

奈良晒保存会に精麻250g納品

2001年 1月

麻と環境に関する情報交換サイト「ヘンプインフォ」創設

2001年 2月

「第1回アジア麻産業国際会議」(韓国安東市安東大学にて)に参加

2001年 8月

「岩島の麻づくり体験及び後継者育成事業」実施 群馬県

2001年 8月

「麻の加工伝統技術を学ぶ集い」実施 長野県

2008年 11月

「第2回アジア麻産業国際会議」(韓国東海市韓中大学校にて)に参加

2009年 11月

「大麻自由学校」に講師派遣

2010年 11月

「大麻自由学校」に講師派遣

2011年 4月

Facebookに「Japan Hemp Association」を開設

2011年 7月

「みどりの未来」「緑の党」前身)関西総会にて麻レクチャー講義実施

2011年 11月

「大麻自由学校」に講師派遣

2012年 11月

「大麻自由学校」に講師派遣

2013年 7月

ヘンプカー2013ツアー、大阪府貝塚市、泉南市での麻レクチャー

2013年 9月7日

設立総会開催

Staff

麻地球日実行委員長 横山史佳(沖野ふみか)
1980年 1月25日 大阪にて出生

2003年 3月25日 大阪芸術大学 スペース(空間)デザイン卒

 f-hirunn[生活想作アート]をコンセプトに創作活動を開始

 ”生活で使うものにアート性(自身)を添加を創ることで、創造的な

  人間形成にいたり、本質の進化の為の実験とする”

2012年 12月21日 日の出PRODUCTS 設立    http://hinode-products.jp

 ”地球からうまれて地球にかえるプロダクツ”・”新生活用品”

2013年6月  NPO法人日本麻協会 副理事長に就任

麻地球日実行副委員長 日野るり子(日野るり子・ギリ)
1973年  大阪にて出生

1995~2000年 チベットに行き、日本でアンティーク石を売る傍ら、関西で数度、チベットの状況を伝える講演会を行う。 
2002年 インドへ。 
2003年 一児の母となる。 
2005年~2012年 介護職 

2013年6月  NPO法人日本麻協会 副理事長に就任

2016年2月 日野るり子と仲間たち~よりよい政治とまちづくりを考える会~立ち上げ 

麻地球日実行委員会 |概要/沿革|

 

2015年 1月25日

麻地球日実行委員会設立

2015年 6月21日

元・立誠小学校にて「麻地球日プレ祭」開催 約600名動員

2015年11月1日〜30日

麻地球日「秋の祝の地図」麻製品取り扱い店舗のスタンプラリー開催

週末ごとに、静岡・福井・奈良・大阪・京都でヘンプマーケット開催

2016年7月2・3日

世界遺産  賀茂別雷神社(上賀茂神社)にて「麻地球日 本祭」を開催予定

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