
Fumika Okino
- 2016年3月11日
放置竹林問題と麻地球日
今日は竹の建材見学に京都府立大学に行きました。
放置竹林の活用から、様々な利用について研究されています。 成長が早く、生命力が強く中空である植物素材という点が麻と類似していると感じました。セルロースを取り出しナノ化することで、液晶のパネルなどへの利用も研究されています。 石油由来のプラスティックではなく、植物由来から代替品が作られる日はそう遠くなさそうです。 麻地球日では、地域環境に根ざした改善、循環の取り組みも同時に紹介していきたいとかんがえています。 また新しい3.11という日を迎えるにあたって、鎮魂と黙祷を、そして今自分ができることを。 写真は、間伐材チップと竹繊維でできたパーティクルボード
レトロな道具は、竹や木材の強度を調べるための道具、アナログでおもしろい!

Fumika Okino
- 2016年3月8日
賀茂競馬の準備の取材に行ってきました!
賀茂競馬(かもくらべうま)とは、麻地球日開催地である賀茂別雷神社(上賀茂神社)の祭祀で、毎年5月5日に執り行われます。 競馬に使用される鞍には、精麻の縄や面懸、胸懸、尻懸や手綱にもきめ細やかでじょうぶな麻布が使用されます。 その麻の繊維をたくさん使った、鞍組の準備の様子を取材させていただきました。 この鞍は 元禄十年に徳川家光の側室だった桂昌院が ずっと上賀茂神社さんに男子を授かりたいと祈願していて、それが叶い、将軍になったお礼に鞍を寄贈したもの。すごいですね!
家光の時代から平成まで、美術館などに入らずずーっと今日まで使われ続けているなんて!
本当にすごいことだと思います。絵は菖蒲とヨモギで 勝負とかけたみたいで、ヨモギは薬草なので、魔除けのようでしょうか。 麻地球日では準備から当日まで、賀茂競馬の様子を追いかけます! その様子は麻地球日当日7月2日、3日の伝統展示ブースで、鞍の実物や賀茂競馬というご神事の様子等の写真展示を行います。 ぜひ、みなさまに見ていただきたい日本の文化、肌に感じていただける展示となりますのでお楽しみに!
賀茂競馬