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美山 茅葺きの集落へ


茅葺き屋根の建造物が今尚残る、京都府南丹市美山町、茅葺きの集落と、屋根晴の茅葺き職人西尾さんを訪ねました。まずは西尾さんが経営するかやぶき一棟貸しの宿「美山Futon&Breakfast」の前で、パチリ!

茅葺屋根とは、草で葺かれた屋根の総称で、狭い意味には最もよく使われるすすきで葺かれた屋根を指し、そこにはヨシや稲藁、麻の茎である「おがら」も含まれます。

今現在、茅葺き建物が歴史的建築物とみなされるようになったのは、1919年に制定された「市街地建築物法」に端を発する建築基準法が22条で、市街地等防火が必要な指定地域で新しく建物を建てる際、不燃材を使うことを義務付けて、燃えやすい植物性の屋根材(茅や杮、檜皮等)を用いることを国宝や小規模な建物を除いて禁じたことにはじまる。その法制のため専門の職人は経済的自立や、茅葺き技術は次世代に継承しづらいものとなった。その中でも今現在、美山の茅葺きの建造物は、知井地区にある「北」の集落には50戸のうち38棟。伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度への評価も高く、平成5年(1993年)12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定される。

南丹市美山町北「茅葺きの里」

□地区の概要

・名称 南丹市美山町北伝統的建造物郡保存地区

・面積 127.5ヘクタール

・国選定年月日 平成5年12月8日

□保存地区の伝統的建造物[建築物 68棟]

茅葺主屋 30棟

茅葺小屋 棟

トタン屋根 4棟(元茅葺屋根)

瓦葺屋根 11棟

蔵 11棟

茅葺以外の小屋 5棟

社寺 4棟

軒先の周囲には麻幹(おがら)がぐるりと取り囲みます。麻幹がなかなか手に入りにくいため、屋根の葺き替えの時に出る、古い麻幹も再利用しています。茅葺き民家では囲炉裏で家全体を火を焚き燻すため、古い麻幹はすすで黒くなっており、経年を感じることができるこの麻幹と比較的新しい風な麻幹が、時のコントラストを見せてくれます。

麻は、余すこと無く私たちの生活の様々なところに使われていたんですね!

西尾さんのかやぶきの宿は、私たちが訪れた場所以外にも、数件あり、とってもすばらしいので、早くこの夏にでも泊まりたい!と強く思いました!ちなみに冬はものすごく寒いです!

かやぶき一棟貸しの宿「美山Futon&Breakfast」http://www.miyamafandb.com

西尾さんの鶏小屋!木と一体になっていて、美しい!有機的なのに整然としていて、静かな佇まいが、かやぶきの魅力なのではないでしょうか。

そんな、茅葺き職人&実業家である、西尾さんを講師にお招きして「茅葺き屋根を作るワークショップ」が、麻地球日 本祭で、開催されます!

最も原初的な形態の屋根とされるかやぶき、みなさんで作ってみませんか?

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「美山 茅葺き屋根づくり」屋根晴 西尾晴夫氏

雪深い地域に残る茅葺き屋根の家屋。美山の茅葺き職人さんと一緒に茅葺き屋根を作って しまおうというワークショップです!茅葺き屋根の特性等も教えていただきながらの貴重 な機会となっております。 

要予約:1000 円(材料費込)

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ぜひぜひ、この貴重な機会にご参加くださいませ!

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